戸田「シアターゲームで非認知能力をのばそう♪」

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シアターゲームで非認知能力を伸ばそう先日、戸田にて、「シアタゲームで非認知能力をのばそう♪」というタイトルで、全3回の演劇教育クラスを開催しました。

シアターゲームティーチャー養成講座を受講されたSさんによる自主企画で、こども夢基金に採択され、別役慎司が講師を務めました。

幼児(4~6歳)対象クラスと小学校低学年・中学年対象クラスと分けたのですが、内容的には同じものをレベルを変えて提供しました。
6/11,25,7/9の日曜日、上戸田のあいパルにて実施しました。

 

第1回「自分を出す、自分を表現する」

初めて会う知らない子とでも一緒にシアターゲームを楽しみ、自分を表現することをテーマに、シアターゲームを行う。オリジナリティある表現を認めることで、自己肯定感を高める。

あいうえおレース

みんな演劇をやるのは初めて。なんとなく「シアターゲーム」というのは聞いているけど、シアターゲームもなんなのかわからないので、まずはトライして遊んでみようという感じでした。

普段幼稚園児向けはあまりやらないのですが、やっぱり難しいですね。小学生との差を感じます。基本、シアターゲームにはルールがあるので、ルールがわかる年齢でなくてはいけませんが、ギリギリみんなと遊べたかな。

「みんなで紹介ゲーム」「Red, Metal, Orange」「Pass the clap」「あいうえおレース」をやりました。あいうえおレースでは、たくさんの単語を作ることができていました。

 

第2回「人との違いを受け入れ、一緒に楽しむ」

ペアワークやグループワークでシアターゲームを行い、人それぞれの個性があることを知り、受け入れ合う。ゲームによるコミュニケーションを通して、自発性・創造性を促す。

二回目はプロジェクターを使って「はらぺこあおむし」や「イメージ空間移動」をやりました。実際に身体を動かしながら、外の世界をイメージして、自由に動きました。幼児のクラスは人数が少なかったので、保護者と一緒に、「間違い探しゲーム」などをやりました。
身体を使うのが大好きなので、走り回ったり、床を這い回ったり、アクティブな一日でした。

 

第3回「協力して、一つのものを創る」

全員の力で、物語を創造して、表現してみる。既存の物語を素材に、自分の個性を生かしながら即興的に演じてみる。一つのストーリー性ある形にすることで、自信と達成感を得る。

最終回は、「ゾンビから逃げろ」で、動きまくったあと、「エレメント」で、みんな一体となって、更に動きまくります。小学生クラスでは、リーダー役もやってもらいました。

「サンタクロースの贈り物」ならぬ「七夕の贈り物」では、もらったプレゼントをパントマイムで表現するというものでしたが、みんな当ててもらえて、なかなか表現がうまかったです。

「ハローボール」でボールを使って、声を出すワークをやってから、台本を使った最後のワークに。

幼稚園児は「はまべ」というタイトルで、浜辺でなにを拾ったかを見せ合う台本。
小学生は「公園のお年寄り」で、困っているお年寄りの手助けをしてあげるという内容でした。

最初はぼくがお年寄り役をやり、いろんな困っていることを解決してもらいました。小学生チームは、お年寄り役もやってもらい、結構なムチャぶりを出してる子もいました。

台本の台詞の部分と、即興の部分がミックスした内容でしたが、とても積極的で、たくさんのアイディアが生まれました。みんな台詞を読むのも好きでしたね。

 

保護者の声

楽しく参加することが出来、息子もまた参加したいと言っておりました。子供の色々な発想や行動を大切にしていきたいと思います。

毎回楽しく参加させていただきました。 またこのような機会があれば、ぜひ参加させてください

 

まとめ

今回は、あまり活発ではない内気な子も多かったということですが、ワークショップのなかでは、伸び伸び自由に表現していて、学校とはだいぶ違う姿が見られたのではないかとのことです。

保護者向けに説明会などはしていないので、どれぐらい演劇教育というものを理解してもらえたのかはわかりません。休みの日に、ちょっと遊びに来たくらいの感覚だったかもしれませんが、子どもたちの記憶のなかには、しっかりといい経験として刻まれたのではないかと思います。また、声を出したり、身体を使ったり、即興的にアイディアを出したり、感情を使ったり、非認知能力に対してもいろいろとやれたのがよかったです。

子どもたちの吸収力もすごいなと驚かされました。二回目の終わりに言ったまとめが、「この前も同じこといってたよ」なんて返されて、よく覚えてるなと思いましたし、みんなの自己紹介と好きなものも、覚えようとせずともみんなよく覚えていました。安全で楽しいとわかると、どんどん積極的になって、新しいことをやっていきますし、やはり子ども時代の演劇教育はすごく大事だなと感じました。