代表理事の別役です。対象年齢3才から小6までの、英語漬けになれる学童保育・プリスクール「Kids UP(キッズアップ)」さんの施設を見学させて頂きました。
「学童保育のカリキュラムのなかに、演劇教育を導入できないか?」という話も頂いたりするので、非常に興味深く見させて頂きました。そこには、理想の環境を追求した妥協のないこだわりが見えました。
おうかがいしたのは、キッズアップ長原校。誕生して約1年、現在は7校で、どんどん増えているそうです。お話をおうかがいしたのは、キッズアップ事業部長の辻球一さんと戦略室長の林龍一さん。
それにしても長原校は、競合とビルを同じくしているのですね。
正面玄関前に点字ブロックがあり、正面玄関もオートロックの自動ドア。自動ドアのボタンも、こどもには手の届かない位置にありますね。
教室に入ると、ICカードで出席を登録。中に入ると、アルコール消毒用のボトルと、瞬時に計れる電子体温計があります。
「安全・安心」を徹底して心がけているなと感じました。
極めつけはこれですかね。キッズアップのカバンです。これ、防災頭巾になるんですって。
軽量で柔らかいカバンでありながら、防災頭巾としても使えるって、素晴らしいアイディアですね。
防災用にするためには蛍光色でなくてはならないらしく、オレンジ色になったそうです。そして、そのオレンジ色が、キッズアップのカラーともなっています。
スタッフの皆さんはみんな、このオレンジ色のポロシャツを着ています。
内装もいい加減なところがなく、こだわりが見られます。窓から、中の様子を見ることが出来、壁紙のペインティングなどもテーマ性をもって、専門家と相談して仕上げたそうです。ごちゃごちゃせず、適度にシンプルで子供っぽさが見られます。グロディア演劇教室を展開するときには、是非参考にしたいです。
カリキュラムはとても自信があるとのことでした。
まず、学童としては、滞在時間が結構長くなったりするのですが、遊びを中心としながら飽きさせずに、自然とリスニング能力やスピーキング能力が伸びていくようになっているそうです。
しかも、読み書きのレッスンもあるようで、アメリカのテキストを使いながら、英語で算数や国語を学んだりするのです。海外のこどもたちが学校で受けている授業に近いところがあって、英語教育はなかなか本格的だなと思いました。
実は、辻さんは、既に学童保育・プリスクールとして業界大手を立ち上げた経験がある方で、だから1からスタートしたにもかかわらず、ノウハウが凝縮されているのだとか。
外国人講師というと日本滞在中にパートで仕事をするという人も多いのですが、KidsUpは全員正社員だそうです。だから、採用と教育にも力を入れているそう。
講師の質は気になるところですからね。
また、優秀な講師がいても、カリキュラムが曖昧で講師任せになっていたら、講師によってバラツキが生まれますが、全校統一のカリキュラムがあって、講師も配属先を1年ごとに変えたりするので、校舎間のバラツキもほとんど出ないそうです。
また、日本語とのバイリンガルの方や日本人スタッフの方もいて、もしものときに対応できるようになっています。
お話を聞いていると、3時近くになってきて、子どもたちがぱらぱらとやってきました。少しレッスンの様子も見たのですが、ゲームをさせながら、容赦なく英語のシャワーを浴びせていました。その中で、覚えてほしい数字については念入りに何度も発音していましたね。
個人的には送迎バスもあるというのがすごいと思いました。
これからキッズアップさんがどのように伸びていくのか、また、2年後3年後に出てくる実際のこどもたちの成果が気になるところですが、そこは自信をもっているようでした。気になる親御さんは、一度見学や説明会に訪れてみては?
GLODEAとしては、スペシャリストコースという上級者向けの、英語を使ってプレゼン力を鍛えたり、より専門的な内容を学んだりするコースがあるということなので、ゆくゆくはそこで英語劇を行ったり、英語で即興劇を演じたりするのに、一緒に協力し合えたらという話をしました。