演劇教育フェスティバル盛り上がりました

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11/3文化の日に、第1回演劇教育フェスティバルを実施しました。
リアル参加・オンライン参加合わせて約30名の方が参加され、大変盛り上がりました。

最初の登壇者はコロさん。毎年数多くの学校を訪問してワークショップをやられているということで、とてもエネルギッシュでした。アイスブレイクゲームをテーマにワークを行ってもらいました。参加者の皆さんもすごく前向きで、めちゃくちゃ反応が良かったです。

二番目の登壇者はaqiLaさん。GLODEAのTIEに三連続出演した経験から、TIEやファシリテーションについて、またご自身の活動についてのプレゼンでした。

三番目の登壇者は甲斐さん。約10年の講師歴で、俳優やビジネスパーソンらにも教えています。俳優にやらせているゲームを中心に行い、皆さん頭と身体をたくさん使いました。

四番目は昼休憩のあと、中野さんから。演劇教育の分野に関わるようになったのは割と最近だそうですが、インプロが好きで、世界のインプロ情報を発信しています。演劇教育界に免許制度は必要かという議論で、皆さん熱く語られていました。

五番目の登壇者は村上さん。ご自身の活動報告と、中学生対象に、ご自身オリジナルの創作劇をやらせているということで、みんなで読み合わせをやりました。短く、わかりやすく、ノリのいい台本を作られていました。

最後の六番目はGLODEA代表の別役より、TIEの簡単な説明と、特徴的なファシリテーションであるリフレクションについて。「シンデレラ」をお題に、どこでリフレクションを入れるか、どんなリフレクションをするかを考えてもらいました。そして実際にファシリテーターと参加者役に別れて、リフレクションをやり、別役がフィードバックをしました。

ディスカッションと分科会では、運営委員の島と柚木が進めていきました。どうすれば演劇教育を継続的に実施していけるのか、一般の方々に受け入れてもらえるのか、などを話し合いました。やはり、皆さん熱い思いを持っていらっしゃって、日本の現状の厳しさを認識しつつ、演劇教育の魅力を語っていました。Zoomの参加者も交えて、有意義な時間を過ごせました。

そして最後は交流会へ。こんなにも演劇教育に対して同じように考えている人がいて心強く感じました。ここまで丸一日参加された方もたくさんいましたし、最初は1~2コマ出る程度の人ばかりかなと思いきや、どのコマもたくさんの参加者に恵まれ、とても嬉しかったです。

大事なのは、単独で行動せず、繋がり合って大きなムーヴメントにしていくことです。いっても、日本の演劇教育界は未熟で歴史がありません。繋がっただけではまだ足りなくて、技術を磨き、知見を共有していく必要があります。我々の前には壁が立ち塞がっています。壁を壊す人が必要です。そして誰かが壁に穴を空けたら、そこに続いていく人がいなければ、穴はすぐに埋まってしまいます。

今回、同じような演劇教育に関心を持つ人たちと出会い、勉強や交流ができて本当に良かったという声をたくさん頂きました。是非次回もやってほしいという声もたくさん頂きました。GLODEAとしても、なんとか盛り上げていき、「日本の教育の中に演劇教育を普及させる」というミッションを達成したいと思います。参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。