代表の別役です。GLODEAでは、習志野台幼稚園(Seiryo学園)視察のレポートを先月出しましたが、そのときに理事長・園長の教育家いぬかい良成さんと話し、早速シアターゲームを主体とした演劇教育ワークショップをやっていこうということになりました。その初開催リポートをしたいと思います。
習志野台幼稚園編と、学童英語クラス編とに分けて紹介します。まずは習志野台幼稚園編です。
現場との連絡不足もあり、到着後から混乱がありました。2時間のなかで25分×4組、休憩を入れながらというものが、20分×4組休憩なしで連続レッスンということになりました。
1組の人数はなんと約35名!
みんな元気が良くて、笑顔がいっぱい。人なつっこくて、積極的でした。
シアターゲームは6歳以上からが本当はやりやすいんです。どうしてもゲームにはルールが存在しますから。いちばん園児たちでもやりやすいレベルのものを持って行きました。
最初は自己紹介。自分の名前を、ポーズを取りながらやってもらいました。
「やりたい人?」と聞いたら、何人もいっせいに手を挙げて、かっこいいポーズ、かわいいポーズを披露していました。
最初は恥ずかしがっていた子も、他の子がポーズを取って自己紹介をしているのを見ると、自分もやってみよう!と手を挙げてくれました。
積極性も必要だし、ポーズを取るということで、身体を使って表現するということに親しんでほしいと思いました。
同時に立ち上がる、同時に座る、というゲームを簡単にやったら、次は、ものにタッチするゲーム。
「丸いもの」
「黄色いもの」
「やわらかいもの」
など、指示したら、一斉に走り出して、みんながタッチ。どの組も、全員が楽しそうにやっていました。
応用編は、
「左手で」「お尻で」
という具合に、さわる場所も指定して。これもみんな積極的に楽しくやっていました。
写真は、先生にくっついているところ。
幼稚園の先生もサポートしてくれて助かりました。
続いて、ちょっと難しいゲーム「ドラゴンテイル」。
前の人の肩を持って連なります。
そして、先頭の人が、しっぽを奪いにいくんですけど、どうしてもバラバラになってしまいがちです。
まだこのくらいの年齢は「自分が、自分が」というのが強いので、他の子のことを思いやれるようになる土壌作りになりますね。
そして、最後ははちまきを使って、床に図形を描こうというゲームをやりました。
これは結構難しいようでしたね。というのも、はちまきが人数分ないからです。
みんなで助け合わなければ、一つの図形を作ることが出来ません。
はちまきを持っていない子が、お手伝い役をできるか、またはちまきを持っている子が、他の子と一緒にやったりできるか、このあたりが難しいのですが、一部の子は、助け合うことができていました。
完成した四角形のなかに入って、バンザイ。
達成感って素晴らしいですね。こどもたちは、みずからやってみて、達成を褒めてもらうというのが大切ですから、そんな機会づくりとしても、こういうシアターゲームはとてもいいですね。
本当にみんな元気いっぱいで、笑顔いっぱいで、とても楽しく演劇教育レッスンを行うことが出来ました。20分があっという間で、みんなもっとやりたそうでした。次はどんな形でやろうかな。