シアターゲームパーティーでファシリテーション力のブラッシュアップ

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シアターゲームの体験勉強会「シアターゲームパーティー」の第四回目が先日開催されました。
シアターゲームパーティーではどんなことをしているのか、第四回を例にご紹介しましょう。

PART1 別役慎司のファシリテーション

第一部は、GLODEA代表理事別役慎司のシアターゲームです。Youtubeのシアターゲームコレクションに入れることも目的としています。

①ゲームの説明
ドラマゲームの説明

単純にゲームを楽しんでもらうためにゲームのルールを説明しなければいけません。シアターゲームティーチャーとして実は結構難しいポイントで、できる限り簡潔にわかりやすくルールを説明します。

②ゲームの実践

シアターゲーム「エモーションインプロ」
エモーションインプロ
シアターゲーム「スネーク」
スネーク

毎回2~3個紹介しています。主にシアターゲームティーチャー養成講座でプレゼントするGLODEAのシアターゲーム集から選んでいます。
今回は「スネーク」と「エモーションインプロ」というのを実施しました。このゲームの様子は、YouTubeにアップされたときにご覧ください。

③解説と振り返り
解説と振り返り

このシアターゲームの目的と効果についてなどポイントを伝えます。また、実際に参加してみた感想を聞きながら補足していきます。YouTubeの場合は編集しているのでこの部分は結構カットされていますが、実際に参加してもらえたら、シアターゲームの要諦を聞くことができますよ。

★メリット★
シアターゲームティーチャー養成講座の講師もしている別役慎司のファシリテーションを実際に見ながら受けられるということで、説明の仕方や声かけの仕方など様々な技術を盗むことができます。文章だけだとわかりにくいシアターゲームを実際に体験して理解することができます。

 

Part2 参加者のファシリテーション

第二部は、ファシリテーター参加者によるシアターゲームの実践です。1人10分程度の持ち時間で、ゲームを一つファシリテーションします(シアターゲームティーチャーの資格を取得している人に限ります)。

①ゲームの実践
ファシリテーターによる実践

対象を小学生高学年などと決めることもできます。講師役としてその場を仕切ります。
緊張の本番ですね。

②参加者振り返り&別役フィードバック

ゲーム終了後、実際に受けた参加者から感想を述べます。「説明がわかりにくかった」「~~という言葉がひっかかった」「長く感じた」など、参加者ならではの視点からコメントが飛びます。
そして、別役からもフィードバック。今回はイメージ空間移動(ひろ)、記者会見/インタビュー(濱島)という発表でした。例えばどんなフィードバックをしているかというと、

▶ひろさんの「イメージ空間移動」
・小学校低学年の子に好きなところで座ってというと、好きな子同士でくっついたりする恐れもある。
・位置取りがほとんど同じ場所で、講師から近い子もいれば遠い子もいた。動きながら話すか、全員と同じ距離感のところに位置取ったほうがいい。
・イメージの伝え方が、絵本の読み聞かせのようになっていた。主観でイメージできるようにしないと。読み聞かせ型だと、聞いて、目の前に受動的にイメージするだけになってしまう。
・途中「ぐりとぐら」の話を出したことで、フォーカスが二つとなってしまい、参加者は混乱したり、集中力をなくしてしまった。
・一方的に進めず、常に参加者の視点に立てるように。

▶濱島さんの「記者会見/インタビュー」
・記者会見とインタビューは形式の違いなので、記者会見型でやるなら、二つの言葉を混ぜずに記者会見とだけいえばいい。インタビューという言葉よりも質疑応答のほうがいい。
・自分が中心に立ってしまったことで、ゲームしている人たちがセンターからずれて、やりづらくなってしまった。
・サイドコーチが少ない。ただ突っ立って見ているだけが多かった。
・見ているとき立っているのであれば、端に。参加者の近いところにいたいなら椅子に座ったほうがいい。
・俳優対象であれば、どう演技に生かせるのか、一言二言補足がほしかった。

といった感じです。

★メリット★
実際にシアターゲームをまるごとファシリテーションできるだけでなく、参加者から感想をもらえたり、別役からの改善点を指摘してもらえたりするので、ファシリ力が確実にアップします。他のファシリテーターを見るのも参考になりますね。

楽しいtheatre game

勉強会ですけど、大体こんな風に笑いが絶えません。とても楽しい二時間です。
次回開催の際には、是非あなたもご参加ください。