昨日、第2回GLODEA SALON「体験を通して楽しみながら、子どもの創造性を育むシアターゲームの魅力」が行われました。
「シアターゲーム」
演劇の経験がある人でもあまりなじみのないことも多いようですね。
ということは、一般の方にはもっとピンとこないですよね。
まずは、
■シアターゲームとはなにか?
■シアターゲームのもたらすスキルアップ
■シアターゲームはただ楽しむものではなく、目的と効果が大切
というテーマで、海外の文献にもとづいたレクチャーから始まりました。
レクチャーといってもディスカッションを交え、参加者の方にも感想や意見を言っていただきました。
簡単にシアターゲームを説明しますと、
言葉や身体を使った遊びであり、
ゲーム感覚で身体と頭を使って、俳優に必要な様々な能力、人間にもともと備わっている能力を伸ばしていきます。
ゲームですので、ルールがあり、そのルールに基づいて、即興的に行われていくものです。
言葉だけきくとあまりピンとこないでしょうか?
そして、座ったままでできるシアターゲームをひとつ実践!
「One Ward at a Time」by The Gamersters’Handbook3
グループでひとつのストーリーを作っていくシアターゲームです。
ひとり1文節ずつ言っていき、ストーリーをつくっていきます。
このゲームの目的は協力、傾聴、言語の発達、創造性です。
やってみると、目的以外にも、想像力や発想力、個性などの効果を実感したり、発見できたりするのも面白いところです。
このゲームは動画がありますので、機会があったらご紹介したいと思います。
そして、2017年にGLODEAが行った事例を動画でご紹介しました。
百聞は一見に如かず、動画を見ると、だいぶ印象が変わるようですね。
演劇教育やシアターゲームを理解していただくためには、動画を見ていただくのが1番なようです。
そして、最後は身体を動かしながら、シアターゲーム体験!
「Slide Show」by 「On Stage‐Theatre Games and Activities for Kids‐」
一人がプレゼンターになり、他の人たちはスライドショー(写真)の一部になります。
プレゼンターは旅行の思い出(ここはアレンジ可能ですね)のストーリーを話します。
プレゼンターが「そのときの写真がこれです」というと、他の人とたちは再現すべく写真のようにポーズを取ります。
さらにストーリーを続け、「そのときの写真がこれです」というと、他の人たちはポーズをかえて、次の写真を再現します。
例えば、友だちと鎌倉に行きました。大きな大仏を見てびっくりしました。それがこの時の写真です。
といったら、それを再現するというわけです。
その時の写真を少しご紹介しましょう。
手前にいる別役がプレゼンターです。
奥にいる人で場面を再現しています。
さあ、どんな場面でしょう。想像してみてください。
これはまた別の場面です。
ユニークなものもたくさん生まれます。
参加者の皆さんもとても積極的に参加してくださいました!
体験した後は、
このゲームの「目的・効果」「対象年齢」「実施時間」「人数」などを考えて、ディスカッションを行いました。
みなさん実際に体験して、いろいろ感じてくださったようです。
このように、シアターゲームは知識ではなく、実際に自分で体験して感じることができ、自分の中に蓄積していくものです。
少人数のサロンとなりましたが、みなさん積極的に発言・体験してくださり、
とても充実した勉強会となりました。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
次回、第3回のGLODEA SaLONは3/17(土)14:00~を予定しています。
外部から講師を招いての勉強会になります。
詳細の発表はもう少しお待ちください。
どうぞお楽しみに!
配付資料のダウンロードはこちらからどうぞ
GLODEA サロン vol.2 20180121
今回の勉強会の参考文献
「101 more drama games for Children」ポール・ルーヤッカーズ著
「On Stage‐Theatre Games and Activities for Kids‐」
「The Gamesters’Handbook3」