「日本の教育の中に演劇教育を普及させる」というミッションのために、なくてはならない演劇教育家の育成。日本グローバル演劇教育協会が認定する、講師養成講座が遂にスタートしました。
最初に講師養成講座の概要を説明しますと。
このような図式が基本になっており、これにプラスアルファとして、ドラマイングリッシュティーチャーやSTEAM教育ティーチャーを養成する講座を加えていく構想です。
3級の「演劇教育入門講座」が開講
さて、2019年から講師養成講座をスタートさせると宣言してきましたが、1月19日、GLODEA初の講座となる一日完結の「演劇教育入門講座」が開講されました! 5名の方にご参加頂き、3級修了者が5名誕生いたしました。
内容は、演劇教育を語る前提として、子どもの教育の歴史を理解するところからスタートし、そこから演劇教育がなぜ広がっていったか、どんな演劇教育が世界で繰り広げられているのか、ということをレクチャー&ディスカッションで進めていきました。
ギリシアの哲学者の話はさらっといきつつ、コメニウス、ルソー、ペスタロッチ、フレーベルらを紹介するなかで浮き彫りになる、先人の子どもの教育の理想の高さと現代にも通じる知識の詰め込みを避けた、感覚や身体を通した体験教育。
わたしたちがアクティブラーニングなどと呼んで、新しい教育法のようにいっていますが、500年も前からもっと高い理想で実践してきた人がいるんですよね。
演劇教育のジャンルとしては、GLODEAが力を入れているシアターゲーム、インプロ、TIE、フォーラムシアターについて重点的に紹介しました。
演劇の使い方にはこんな斬新なものがあるのか!
学校現場と連携したり、高いファシリテーション能力でできているのが凄い!
という色々な気づきがあったのではないでしょうか? 受講者の経験や、これまで感じてきたことなどを発表してもらいながら、演劇教育について理解と情熱を深める4時間でした。
なんと、大阪、京都からも新幹線に乗って受講しにきてくれた方も。関西勢が強かったです。5名の皆さん、お疲れ様でした。
そして、大阪開催の要望がありました。大阪で、春に3級と2級をやりたいと思います! 是非ご参加下さい。
そして2級講座である「シアターゲームティーチャー養成講座」が2月2日と9日に開催されます!
ここから超実戦的に。3級より先に受講するのも問題ありませんので、是非是非ご参加下さい。
本気で日本に演劇教育を広げていくためには、皆さん一人ひとりの力が必要です。GLODEAでは、スキルを高めるだけでなく認定講師を世に送り出し、現場を開拓し、目に見える形で演劇教育の普及を形にしていきます!