
子どもたちの危機、日本の未来の危機

日本の危機は、経済や財政、高齢化や災害の問題など多数ありますが、目に見えない危機ほど恐ろしいものはありません。それが教育です。
わたしたちは点数主義で偏差値や通知表で評価される教育を受けてきました。どんな大人になったでしょう? 他人と比較し、正解を追いかけ、知識ばかり詰め込み、進んでチャレンジできない大人になりました。競争に負けた人たちは劣等感に駆られてその後の人生を歩んでいます。
そしてこれからどうなるでしょう? ロボットやAIが急速に普及し、単純労働は取って代わられます。人間的な、創造性や感性を使った仕事が求められますが、そんなことは学校では教えられていません。相も変わらず、知識詰め込み型ですが、それはAIが最も得意とするところです。わたしたちはなにを学ぶべきなのでしょうか?
今を生きることができない、だから不安から逃れられないLiving Now
セコムの不安に関する調査では、日本人が様々なことに対して不安を感じていることがわかりますが、注目してほしいのはそれらは全て未来のことだということです。
不安は過去の経験に基づき、未来のことを案じるとき生じます。情報化社会によって、不安を助長する情報は増えました。こんな状態で、イキイキと毎日を生きることが出来るでしょうか? 未来に対して子どもたちは希望を持って育っていけるでしょうか?
大事なのは「今」にどう目を向けるかです。「今」の先に未来があるのですから、「今」をイキイキと力強く生きられなければ、希望ある未来は望めません。
GLODEAが即興(インプロやシアターゲーム)に力を注ぐのには、こうした理由もあるのです。

AI時代だからこそ学ばせたい創造性教育AI vs Human

AI・コンピューター社会で低下している人間力。人間ならではの能力を育てなければ、ロボットやコンピューターに仕事を奪われることになります。これからの時代に必要なのは、創造性や感受性、表現力などの人間力(ヒューマンスキル)なのです。
いち早く、創造性教育の必要性を訴えたケン・ロビンソン卿のTEDトーク「Do schools kill creativity?(学校教育は創造性を殺しているのか?)」は2006年に公開されてから5000万回以上再生されています。彼は創造性教育の主役は演劇教育だと考えました。
楽しみながら、将来に役に立つスキルが身につくDrama Education
注目される演劇教育
そこで注目されるのが演劇教育です。演劇には、創造性だけでなく、広範な人間力を養えるポテンシャルがあります。
2500年も前から世界中に存在して、どんな時代にも滅ばなかったのは、そこに人間の普遍性があるからです。時代に左右されない根本的な教育として演劇はとても役に立ちます。
なぜなら、言葉を使い、身体を使い、感情や想像力を使い、人ともコミュニケーションを取る総合芸術だからです。

頭も身体も使う体験型
演劇教育では学校とは異なり、知識の詰め込み型ではなく、頭も身体も双方使った完全体験型の学習になります。古くからアクティブラーニングが行われているのです。
インターナショナルスクールやバカロレアで取り入れられているように芸術は、既存の正解にとらわれない独創的な思考を養い、自ら判断し行動できる人材に育てます。また、演劇教育ではコミュニケーション力やプレゼンテーション力といった社会の中で必要なスキルも伸ばすことが出来ます。
俳優としても活躍する演劇教育のプロProfessional Teacher
世界ではイギリスのように公教育のなかに演劇が入っているケースもありますが、日本ではなぜ演劇教育が広く普及していないのでしょうか? それは、演劇を専門にしていない教師や学者が中心になっていたことが大きいといえます。
例えば、野球であっても、学者や企業の助けを借りますが指導者は野球のプロがなるものです。演劇教育はプロの俳優を育てるものではありませんが、やはり演出家や俳優といったプロの経験とセンスが大事になります。
日本グローバル演劇教育協会は、劇作家・演出家・俳優・演技講師として実績のある別役慎司が代表理事となり、プロフェッショナル演劇経験のノウハウを注ぎ込んでいます。だから、講師はファシリテーション能力が高く、カリキュラムは実践的なのです。

広範な効果 生きる力と創造性をもたらすEvaluation


3種類にわたるプログラム
創造性と生きる力を、わたしたちは分解し、「人と関わる力」「心と個性」「人に伝える力」の3領域にわたる広範な教育を目指しています。いずれも学校ではなかなか学べないものです。
