親子で楽しめる子供向け演劇
 for ハロウィン 始動しました

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子供向け演劇

GLODEAの設立準備段階ですが、一つ子ども向け演劇の企画をスタートさせました。
今回、代表の別役慎司が脚本・演出をし、観客参加型で、アフターワークショップ
もある子ども向け演劇を実施します。

本番は10月23日のハロウィンイベントでのお披露目ですが、
これから上演できる提携先も広げていきます。

企画について

これぞ、演劇を使った教育の醍醐味! 教育においてはグラッサー博士の「ラーニングピラミッド」でいわれるように、一方的な講義による教授ではなく、視覚や聴覚を伴うリアルな教授や体験させることが遙かに成果が高いことが実証されています。ですから、演劇は、見せる上でも体験させる上でも非常に役に立ちます。

特に、子供の時の演劇鑑賞体験は、深く心に刻まれるものです。 しかし、多くの演劇鑑賞教室は、民話を下敷きにした物語などが多く、「説教臭い」「子供ではなく大人が好む題材」「古い」といった問題点が挙げられます。また、「体験する」要素もあまりありません。

子どもたちが民話とディズニーを見て、どちらを楽しむか、どちらを好むかといえばもちろんディズニーです。子どもたちは常に新しいものを好みます。

今回ご提案する「TransP@rents(トランスペアレンツ)」という作品は、

  • 現代的で新しい
  • 子供の想像力・創造性をかきたてる「紙」を使った仕組み
  • 体験できる「観客参加型」の仕組み
  • 事後学習体験できる「ワークショップ連動型」の仕組み

があり、まったく新しい演劇体験をして頂けます。子どもたちの心に刻み込まれる最高の体験を提供できるよう工夫してあります。

 

作品について

【あらすじ】

息子のソーダが学校で悪さをしたとの噂でカネコ先生が家庭訪問。パパママは学校が悪いのではと学級訪問を要求。おじいちゃんとおばあちゃん、そして妹のピーチは、招待状をもらっていた。子どもの世界を訪問してみれば謎が解ける。そして冒険が始まった。

【テーマ】

こどもの心は自由奔放で、大人から見たら危なっかしいところもあるが、それらもひっくるめて学びになっているということ。大人は、良い悪いを決めつけて、すぐに叱りたくなるが、それではこどもの可能性や持ち味は発揮されません。こどもに対しては、説教臭い要素はなく、大人に対しては少し考えさせられる、両方の対象を意識した作品です。

【紙を使った創意工夫あふれる仕掛け】

舞台美術や小道具のほとんどは「紙」を使って行われます。あるときは描き、あるときは折り曲げ、あるときは影絵になり、あるときはプロジェクターのスクリーンになります。紙は想像力を羽ばたかせる道具になります。背景パネルやリアルな大道具などより、想像力を刺激させる舞台の仕掛けを重視しています。

【作品名の由来】

TransP@rentsというタイトルは、Parents(親)が、子どもの世界にTrans(トランス)する物語であることを示唆しています。またtransparentという単語は(透明な)という意味。子どもの透明で純真な世界を描き、よりクリアに子どもたちの世界を見てほしいという願いが込められています。@マークはオシャレ程度で、深い意味はありません。

transparents

 

 

 

 

 

 

観客参加型について

観客参加型の試みでは、親御さんが一緒について見守りながら子どもが参加出来る仕掛けを一部取り入れています。

観客参加型の最も古く伝説的な事例はジェームズ・バリの「ピーター・パン」。「ピーター・パン」では、光をなくしていくティンカー・ベルに、ピーターは観客に「妖精を信じるなら拍手をして」とお願いし、観客が拍手をすることで、ティンカーは息を吹き返すという感動的な場面があります。

この「トランスペアレンツ」でも、宝探し的に、舞台に上ってなにかを発見するシーンや、主人公を助けるために、紙に絵の具で色をつけるシーンがあります。

 

ワークショップについて

紙を使えば自由に創意工夫してモノが作れることから、終演後は、紙を使ったワークショップを行います。舞台を見て、ウズウズした子どもたちが、実際に紙を使って工作したり、絵を描いたりします。

このワークショップの形式については、その都度内容を変えることが出来ます。

・3~5歳程度であれば……ぬりえ、折り紙、紙に手形など

・6~9歳程度であれば……お面や衣裳づくり、工作など

保護者の保護付きでも実施が可能なため、親子の体験を重視するワークショップにしてもよいでしょう。ハロウィンであれば、カボチャの折り紙や魔女の衣裳を作るなど、季節に合わせたワークショップにすることも可能です。

ワークショップは30分程度で行います。出演者も加わります。子どもたちにとっては、劇中の登場人物と触れられる特別な時間になります。